嵐のあと

| シュヴァービングの森通信 |

みなさん、こんにちは。

”不定期更新”の「シュヴァービングの森通信」です。

 

さて、

10月8日は台風23号から変わった温帯低気圧が北海道に接近し、

その影響で札幌市内にも強風が吹き荒れました。

みなさんは大丈夫でしたか。

 

シュヴァービングの森では、昨年秋、樹木の健康度合いを調査しました。

その結果を受けて今春、倒木の危険がある樹木は、伐採や枝払いをしました。

(→6月18日付けブログ

ですから、ある程度の強風には耐えられると思っていました。

 

強風もいよいよ強まってきた8日夕方、スタッフが森の状態を見に行ったところ、

「倒木らしいものが林内に。ただ、”根元”がついていないんだ!?

幸い周囲の歩車道は落ち葉以外大きな落枝はない状況。」とのことで、

その日は様子を伺うことにしました。

 

一晩明けたら・・こんな具合でした。

(写真は後始末をした10月10日に撮影したものです。)

 

1010幹折れ

これが「根元がついていない」倒木です。

周囲を見ると・・

1010幹折れの元

上方で枝分かれした左の幹が折れて周囲の枝を巻き込んで落下したようです。

折れた幹は、長さ約4メートル、太さ約25センチでした。

そしてその断面は・・

1010幹折れ断面

断面の多くが白色腐朽菌に侵されていました。

一見丈夫そうに見えても内部では腐朽が進んでいました

自然に完全な安全はないんだということを再確認しました。

 

その他にもいたるところに落葉や落枝があり、風の強さを物語っていました。

 

林内の様子です。

1010林内①

1010林内②

 

周囲の歩車道の様子です。

1010歩道②

1010歩道①

 

樹上には落ち切れなかった枝が残っていて危険です。

1010樹上の木

 

10月10日(土)、応急措置として、

樹上からの落枝に注意を促す看板の設置と、

周囲の歩車道や林内遊歩道の落葉・落枝の除去をしました。

 

1010注意喚起ポスター

みなさん。くれぐれも頭上には気を付けてくださいね。

 

1010歩道後

1010ポケット後

これで、すっきりです。

 

さて、大変な風でしたが、人的な被害などなかったことでひとまず一安心です。

人工の営造物と違って森は生きています。時として思いもよらぬ挙動をします。

改めて自然を管理をすることの難しさを思い知らされました。

小さな森であっても、

本来の自然の姿が薄れていても、

やはり自然であることに変わりはないのかもしれません。

日頃から、

謙虚に畏怖の念をもって、森の声に耳を傾けて小さな変化に気付いてあげることが必要ですね。

地域のみなさんも何かお気づきの点がありましたら、ご意見、情報をお寄せください

 

それから、今回のように悪天候のときは、どんな危険が隠れているかわかりません。

そんなときは、林内には立ち入らないよう、ご協力をお願いいたします。

 

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さて、今回、シュヴァービングの森で見つけたものは・・・

 

1010ベニテングダケ

とってもキノコらしいかわいい姿です。

隣の歩道の植樹桝に生えていました。が、毒キノコ(ベニテングダケ)です!

 

1010西洋ミツバチ

杜のみち沿いで陽の光を浴びたセイタカアワダチソウには、

ハナアブ、カメムシ・・虫がたくさん集まっていました。

写真はセイヨウミツバチです。晩秋の最後のごちそうを味わっているようでした。

 

1010アザミ白

実はノアザミです。

1010アザミ

本来はこんな感じです。(葉があまり写っていませんが・・)

葉の緑が何らかの要因で抜けてしまっていました。

ドライフラワーのような不思議な美しさがありました。

 

それではまた。

次回は多分・・近日中に更新する予定です!(下)