札幌南青洲病院 看護部

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2017年6月

命をいただく

起きて、食べて、出して、寝る。
身体をキレイにして、しゃべって、笑って、寝る。

毎日、こんな当たり前の日常が続くと私たちは思っている。
老病生死という4つの苦から人間は逃れられないとお釈迦様は言い、病院というところはいわばそのことを生業としている。

春先に種から植えた赤カブができて、給食のサラダにほんの数枚スライスして入っていた。
「これはこの前ここで採れた赤カブですよ」
「へええ、ほうかい。どおれ。(食べる)新鮮だねえ」

イチゴ畑からイチゴをもいで、水でばしゃばしゃっと洗って、その場でパクリ。
「どうお?甘い?」
コトバが出てこなくても、顔をみればそれがおいしいんだとわかる。

おいしくいただく。
育てた命をいただく。
食べたら、出す。
満足して、寝る。
当たり前すぎて忘れてるけど、自分で食べられるって幸せなことだな。

 

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
「あ・ぐり~んプロジェクト」は支えて下さる人がいて、成り立っています。
感謝です!

ケアする人をケアする

4月に入職された職員も早3ヵ月になろうとしています。
新しい職場では緊張もするし、今までとは違ったやり方に慣れる必要があるし、新たな人間関係も構築しなければならない。
4月5月はみなさん、気が張って疲れていたことでしょう。
そこで教育委員会のメンバーが、新しい人たちを慰労しようという目的で、茶話会を催しました。

ケーキとお茶を用意して、私は最初の挨拶だけで、あとは自室に引っ込みます。
だって部長がいると緊張させますからね。(というのも教育委員の意図です)

そこでいろんなとまどいや迷いを吐き出してもらって、先輩に支援してもらったり、同期の仲間がより親しくなったりするきっかけになればと思います。

それから今年はボランティア・コーディネーターで英国式リフレクソロジストの鈴木さんから、リフレ無料体験券をプレゼントされました。
鈴木さんのリフレクソロジーは私も受けたことがありますが、仕事が終わったあとに30分、寝台に横になって彼女のケアを受けていると、気持ちよくてついうっとり眠ってしまいそうになります。終わった後は足のむくみが取れ、軽くなったように感じました。

彼女のケアを受けてみて「あ、自分はこんなに疲れていたんだ」と認識する人もいますし、終わってすっきりした表情で帰宅していった人もいるそうです。
看護職の働く環境はまだまだ改善の余地たっぷり。
こうやってみんなの力を借りて、職員同士心と体を少しでもケアできたらいいな~と思います。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
看護者がhappyじゃないと患者さんもhappyにできないっしょ!(北海道弁)

看護師中途採用を募集しております!

札幌南青洲病院では29年8月~9月入職の看護師さんを募集しております。

詳しくは採用のページをごらんの上、お問い合わせください。↓

採用情報

お知らせ> | 更新日:2017-06-13

昨日よりももっといいケアを~紙おむつテクニックを学ぶ~

医療と看護は日進月歩。数年前常識だと言われていたことが今は非常識になっていることが結構あります。
たとえば身体に傷があると、傷口を消毒していましたが、このごろは消毒よりも洗浄が大事だとされています。
寝たきりになるとできやすい褥瘡(=床ずれ)への対処法はこの30年の間に劇的に変わってきました。

私が新人看護師だったころの褥瘡処置は、赤外線ランプというライトで傷を乾かして、軟膏を塗ったガーゼを当てていたというと、今時のナースはびっくりするでしょうね。

さて新しい知識や技術は外で学んで来ることが多いのですが、私どもの病院では外から先生をお呼びして現場のケアをダイレクトに変化させていく、そんな取り組みもしています。
今月はおむつメーカーの方に病棟に来ていただき、紙おむつと尿取りパッドの当て方のテクニックを教わっています。
最近のおむつは機能性が高くなっており、その人の排尿状態や量に合わせて選択肢も増え、一回量が多い人とかゆるい便で漏れる状態を、ある程度うまくキャッチできるようになっています。
しかし私たち看護者は経験的におむつを「当てて」使っているので、おむつの選択や手技がその患者さんにフィットしていないケースがあるのです。

「この方は股関節が拘縮していて、どうしても体が右側に傾いてしまうので、右に漏れやすい」など、看護師や介護福祉士たちは患者さんの特徴をよくとらえています。
インストラクターが「そういう場合は尿取りパッドはこの大きさを選び、じゃばらを作って尿を吸収しやすくして、ギャザーはやさしく・・」という説明をみんな前のめりになって聴いています。普段使っている尿取りパッドが折り紙のように形を変え、ちょっとしたテクニックで最大の効果を引き出すことができると教わりました。

学んだことはすぐ実践できること。
今日から早速トライしてみて、うまく行くといいよね。
もれなかったら、シーツ交換の時間分、他のことできるしね。
患者さんも看護者も、笑顔になれたらいいよね。

今日もこのブログに来ていただき、ありがとうございます。
最近の看護基礎教育ではこのおむつの手技は教えているのかな?

自室から見える夕焼け

 

南青洲産野菜初収穫!

5月31日(水)の午後、「あ・ぐり~んプロジェクト」の3回目が行われました。
苗や種を植えるのも今回までで、あとは日々の手入れをしながら収穫を待つのみです。
4Fの「ふれあい空のガーデン」前には5名の患者さんとご家族、職員が集まりました。
プランターに植えたラディシュがちょうど食べごろになったので、集まっていただいた患者さんに一つずつ手で収穫していただきました。
雑作もなく簡単に抜くことができる方もいれば、手に力が入らない方もいますので、ご家族や職員が少しお手伝いして全部で10個ほど採れました。

ついでにプランターで育てているイチゴの受粉作業もしてもらい、普段とは違う患者さんの表情を知ることができました。


そして一通り終わったあとで、参加者のおひとりが
「今日は楽しかったですね。私、ここにきて良かったです。皆さんはどこのお部屋にいる方か、今日初めてお会いした方ばかりですので握手をしてください」とおっしゃって、近くにいる方に手を伸ばしました。
それを聴いて、別の患者さんも
「じゃあ私も握手してもらおう」とおっしゃって、和気あいあい、全員と握手をしあいました。

最初の方が
「じゃあ今日はこれでおしまい、またお会いしましょう」と言って拍手して、そこにいた方がみんな笑顔になり、拍手して終わりました。
なんともすばらしいクロージングです。
ひとつのイベントが大きく膨らんで、次回への期待と余韻が広がりました。
こんな風になることは予想もしておらず、皆さんが笑顔でお部屋に帰る姿を見て、仕掛け人の私は胸がアツくなったのです。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
ラディッシュはもちろん、給食に出ましたよ!