» 2010 » 7月のブログ記事

医療講演

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みなさん、こんにちは。昨日、里塚・美しが丘地区センターにて医療講演を行いました。前日に地域の新聞に折り込み広告が入り、それを見た方がたくさん聞きに来られて、盛況な医療講演なりました。どうもありがとうございました。

テーマは「最近のがん医療と緩和ケア」。
最近のがん医療の現状についてお話しさせて頂きました。こういう話をする機会が多いのですが、現在は2人に1人の方が「がん」にかかり、3人に1人のの方が「がん」が原因で亡くなる時代です。あと10年もすると2人に1人の方が「がん」で亡くなると言われています。それほど「がん」というものが身近になっています。
平成18年に成立したがん対策基本法以来、全国のがん医療の均てん化と緩和ケアの普及が急速に進んでいます。均てん化というのは全国どこでもがんの標準的な専門医療を受けられるようすることで、北海道でも東京でも沖縄でも同じような治療が受けられるようにしましょうという法律です。法律ができたことで、色々な施策が行われ急速に整備されてきたことは、私たちが日常臨床をやっていると十分感じています。
またこの法律は、緩和ケアにも言及した初めての法律で、その普及に大きく貢献しています。

医療講演の後半は私たちの病院が提供している緩和ケアについてのお話しと病院のホスピスの紹介でした。
みなさん熱心に聞いて頂き、とても感謝です。

これからも色々なテーマで病院から情報を発信します。よろしくお願いします。

夏の院内研究発表会

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7月23日に当院で夏の院内研究発表会が開催されました。毎年年末に院内研究発表会と称して、病院内の各部署で行われている研究や学会発表を是非病院の他部署にも伝えることを目的としています。
昨年までは年1回だったのですが、各部署で色々なネタがあるのにそのままどこにも披露せずに終わってしまうのはもったいないということで、今年から年2回で夏と冬にやってみることになり、昨日がその日でした。

2ヶ月前くらい演題募集をかけたのですが、蓋を開けてみると、結局は4演題しか集まらなかったのですが 、各部署からたくさんの職員が集まり 、活発な意見が出て盛り上がった研究発表会となりました。

普段は、病院内で顔を会わせてもどんな仕事をしているかわからない人たちも、ああこんなことをしているんだと感じることができた場だったと思います。
病院のみんなのやる気を感じられるひとときでした。

この3連休の土曜・日曜と日本ホスピス緩和ケア協会年次大会に参加するため浜松に行ってきました。
日本に最初にホスピスが出来たのが、1981年浜松の聖隷三方原病院で、この近くにあります。

日本ホスピス緩和ケア協会というのは、前身の全国ホスピス・緩和ケア病棟連絡協議会から発展し、日本ホスピス緩和ケア協会と名称変更し、2008年からはNPO法人(特定非営利活動法人)となり、全国のホスピス・緩和ケアの普及と質の向上を図っている団体です。

日本のホスピスムーブメントはホスピス病棟から始まっているので、この団体の中心メンバーの方々が、日本の緩和ケア創生期に活躍していたのです。

今回の出張は、病院ので当直が少し忙しく十分に休養が出来ないまま、出張の朝を迎えました。朝から少し体が重いなあ、頭痛がするなあと思っていたのですが、移動の飛行機や新幹線の中でも十分に疲れが取れずに、午後からの年次大会に出席しました。
案の定、睡魔との戦いとなり、半分聴いて半分は別の世界にいました。隣の前野先生は元気一杯でした。とほほほ・・・。

いつも病院(ホスピス)で働いていると、色々な問題にぶつかったり、また悩んだりしますが、この大会に来て他の病院の方々と情報交換すると、同じ悩みや問題を持っていることに気づきます。そして、同じ仲間がいるんだと元気をもらって帰るのです。

梅雨明けの浜松は札幌に住む私たちにとってとても暑かったです。木々から聞こえる蝉の音が夏だなあと感じ、浜松を後にしました。
さて、今週もまた頑張りますか。

緩和ケア研修会

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みなさん、こんにちは。
7月に入ってからは少し雨が降ったりと気温が下がって過ごしやすくなったと
思いきや、湿度が高めでじめじめした感じですね。

さて、私は7月10日、11日と2日間、北海道大学病院緩和ケア研修会に講師
の1人としてお手伝いに行ってきました。
「緩和ケア研修会」というものをご存じのない方もいらっしゃるかもしれませんの
で、少し説明をしますと、平成18年6月にがん対策基本法が国会で成立し、そ
の中でがん医療の均てん化(全国どこでも同じようながん医療を受けられるとい
うこと)とがん患者の療養環境の維持向上が謳われました。
その具体的な方策として、全国のがん医療の携わる医療従事者(特に医師)は
緩和ケアの基本的な研修を受けるようになったのです。
大学病院やがんセンターなどのがん診療拠点病院はその緩和ケア研修会を企
画・運営することが義務づけられ、毎年研修会を開催することとなりました。
今回、北海道大学病院主催で行われた研修会に講師の1人として呼ばれたのでした。
研修会は受講生が42名の大所帯で、北海道大学病院の先生方以外にも地域の
開業医の方なども参加され、それぞれの方が研修会で何か得るものをもって帰ら
れていました。
参加者ではなかったのですが、他の講師の講義を聴いている中で、がん患者が受
ける衝撃は「がんの診断時」より、「再発や治療の中止を伝えられる時」が大きいとい
うことに再び気づきがありました。
最近、そういう面談の場に居合わせることがあり、がん患者の受ける衝撃の大きさを
目のあたりにして、そういう思いが強くなりました。
私たち医療者は、やはり常に患者さんに辛い思いをさせてしまうことが多いけれど、
できるだけ患者さんの気持ちを考えながら、接することが大事と思った研修会でした。

石垣先生の講演会

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こんにちは。
6月にもかかわらず北海道は暑い日が続いていて、そのまま7月になっています。
これも地球温暖化の影響でしょうか?でも、5月が寒くて作物の発育が遅れていたのが、この暑さで挽回
出来たようでなによりです。

さて、7月2日金曜日に当院で石垣靖子先生の講演会がありました。
石垣靖子先生はご存じの方も多いかもしれませんが、日本の緩和ケア領域でも第一人者の1人で、長く
東札幌病院に勤められ、2年前から北海道医療大学大学院の教授である方です。
今回は、当院の看護師向けの講演会でしたが、病院の職員全員が聞いてもとてもためになるお話しでした。
その中でも、印象的な話がありました。
「医師はどうしても患者さんに何かをしたがる。」それは、医学教育のなかで、常にそういう思考回路をたたき
込まれているとのことでした。
一方、「看護師は患者さんの部分部分から成り立ったものでなく、全体を見る。」とのこと。
患者さんそのものを受け入れるとのこと。
この視点の違いが、お互いの意見の相違につながっていくということでした。
振り返れば、日常の臨床においては、いつも起こっているでした。
ホスピス・緩和ケアの領域では、何かをしたくてもできないことが多くなり、そういう時はやはり看護師の視点
である「患者さんを全体で見る」ということがとても大切になります。
そのことを再確認した講演会でした。
講演会では、石垣先生の患者さんとの個人的な体験も聴くことができ、職員一同感動した内容でした。
とてもすばらしい時間を過ごしたと感じました。

院長ブログ始めます

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みなさん、こんにちは。札幌南青洲病院の院長の四十坊(しじゅうぼう)です。

以前、前野副理事長が院長ブログをやっていましたが、諸般の事情により中止となっていました。
今回、私が院長に就任にあたり、ブログを再開したいと思います。

肩肘を張らずに日々考えていることをみなさんにお伝えできればいいなと思っております。
毎日というわけにはいきませんが、できるだけ更新できるように頑張ります。